TeamBuddy

高校生防災特集2019 My防災

Group Discussionグループディスカッション

動き出す10代の防災

生徒たちが取材結果を持ち寄って開いたグループディスカッションでは、
さまざまな発見や学びが報告されました。

  • 奥村、竹下班
    ○奥村、竹下班
    野外イベントなどでトイレに困った体験を思い出せば、災害時にはそれの何倍もの大問題になることが想像できる。非常用トイレは食品のように期限切れの心配がなく最近ではネットショッピングでも手に入るのに普及率は低いまま。「後回しにしたらみんなが困ることになる」と高校生が声を上げて、家庭や地域での備えを急ぐ必要がある。
  • 望月(恵)望月(野)、遠藤班
    ○望月(恵)望月(野)、遠藤班
    災害時に助け合う仲間になるためには、正確な情報をシェアすることが欠かせない。「分かってくれるだろう」は誤解の元。日頃のコミュニケーションで信頼関係を作ることが重要だ。外国人を地域の防災訓練に誘ってみるなど、高校生にできることはたくさんある。
  • 伊東、大沢、田口班
    ○伊東、大沢、田口班
    富士山の噴火は対応が難しい災害だ。地震と連動したら噴火口周辺の被害はさらに深刻になる。しかし地域の防災訓練で噴火についてあまり触れられていないし、火山灰を防ぐ防塵マスクも身の回りで見ることはない。もっと富士山噴火について学び、備えのレベルを高めるべきだ。
  • 増田、有馬、武田班
    ○増田、有馬、武田班
    共通した課題が防災関係のピクトグラムの分かりにくさだ。子どもや高齢者こそ簡単な絵やサインから危険を知り、安全行動を取らなければならないので地域単位でピクトの意味を学ぶ機会が必要だろう。取材で災害に対して不安を抱えている人の多さを感じた。地域に生まれ暮らしている高校生は不安解消に一役買うことができるはずだ。
  • 尾崎、高田、堤田班
    ○尾崎、高田、堤田班
    石巻商業高生との交流で生徒たちが津波被害の様子を、笑顔を交えて話してくれた。悲しみを乗り越えて、強い気持ちで生きていることが伝わった。石巻の皆さんの願いは「津波災害の悲劇は私たちで最後にして」だ。石巻の特産品を使った商品開発を進めるにあたり、復興の道を歩んでいる石巻の人たちの思いも一緒に伝えたい。

高校生の提言明日からの防災

【災害をイメージして、備えに優先順位をつけよう】
まずは、自分の周りの災害リスクを事前に知ることが大切。通学途中や出掛けた先での情報収集にはアプリを活用しよう。発災直後から切実な問題になるのは食料ではなく、トイレだ。自宅の備えに携帯トイレがなかったらすぐに準備しよう。
【地域の人たちの「通訳」になろう】
地域には災害に対して不安を抱えながら暮らす人がたくさんいるが、こうした声が取り上げられることは少ない。高校生は積極的に不安の声をすくい上げ、役立つ情報は相手に分かりやすい形で伝えよう。
【想いをつなごう】
震災の記憶を風化させると過去の教訓を生かすチャンスを失うことになる。高校生の身の回りにも被災者や、ボランティアに参加して災害の現場を目の当たりにした人たちが大勢いる。彼らの防災への想いを聴き、広め、未来へつないでいこう。

[ TeamBuddyイベント ]

駿府城夏祭り『水祭』 「第2回Buddyキャンプ」に
ボランティア参加しました!

 静岡市葵区の駿府城公園を舞台にした「駿府城夏まつり 水祭」に合わせ17日、「第2回Buddyキャンプ」が会場内で開かれ、高校生ボランティアが活躍しました。駿河総合高と清水西高、静岡商業高から総勢15人が駆け付け、自然散策やポリエチレン袋を使ったオムレツ・蒸しパン作り、災害救助犬のデモンストレーションなどの運営を補助しました。
 自然散策に出ると、特徴的な草花や昆虫類を率先して探し、案内役を務めたSBSラジオ「WASABI」のパーソナリティー鉄崎幹人さんをフォローしました。クッキングでは、食の備蓄 定期宅配サービス「BuddyBox」に入っているむき栗を細かく刻み、卵を割り入れるのを手伝い、こまめにごみを回収。最後は災害救助犬の活動資金に充てる募金活動にも汗を流しました。
 駿河総合高3年の大石景介さんは「自分自身も防災への意識が高まった」と振り返り、清水西高3年の佐藤晴風さんは「災害救助犬が募金で成り立っているというのは驚きだった」と感想を語りました。

  • BuddyBox食材と災害用炊飯袋を使った料理体験
    BuddyBox食材と災害用炊飯袋を使った料理体験
  • みんなで記念撮影
    みんなで記念撮影
  • 災害救助犬のデモンストレーション
    災害救助犬のデモンストレーション
  • 鉄崎幹人さんとの自然散策ツアー
    鉄崎幹人さんとの自然散策ツアー

全国イベントに参加予定!

静岡大学ネットワーク

内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議が主催する「ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)2019」に静岡大学学生防災ネットワークが参加し、これまでの活動を全国に発信します!
日時:10月19日(土)・20日(日) 場所:名古屋市 ささしまライブエリア

ぼうさいこくたい2019公式サイト ›

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