Buddyイベント報告

クイズで防災知識UP 防寒具づくりにも挑戦!!

ゴミ袋を活用した防寒具の作り方を紹介する静岡大学学生防災ネットワークのメンバー(右から2人目)

ゴミ袋を活用した防寒具の作り方を紹介する
静岡大学学生防災ネットワークのメンバー(右から2人目)

3月には、富士宮市のまかいの牧場で開催された「春キャンしようよ!キャンプで防災
を学ぶ」と連動し、楽しみながら防災知識を身に付けてもらうためのブースを会場内に構え
ました。静岡大学学生防災ネットワークの協力を得て防災クイズラリーや防寒具作り体験な
どを実施した当日の様子をお伝えします。

首都圏の緊急事態宣言が解除されて迎えた最初の週末。好天に誘われ、広い敷地を誇る会
場には大勢の観光客が集まりました。手指消毒液や除菌ティッシュを用意するなど感染症対
策を施したTeamBuddyのブースも、開場直後から親子連れでにぎわいました。

静岡大学学生防災ネットワークのメンバー(手前右)に教わりながら防寒具作りに挑戦する来場者

静岡大学学生防災ネットワークのメンバー(手前右)に教わりながら防寒具作りに挑戦する来場者

■大学生が企画
 今回のブースは、これまでTeamBuddyプロジェクトに賛同してさまざまな場面で
連携してきた静岡大学学生防災ネットワークが主役となり、企画立案や運営を手掛けました
。当日担当したのは静岡大3年の那須野智大さんと同大2年の渡辺大翔さん、常葉大3年の
栗田侑輝さんの3人。会場内を回って呼び込みをするなど精力的に活動しました。
 クイズラリーは、大規模地震の発生を想定し、①室内でけがをする恐れがある行動、②揺
れが収まった後に海の近くの公園で取るべき行動、③スマートフォン以外で情報を得る手段
を選ぶ3つの問題を用意。参加者は解答用紙と鉛筆を手
に会場内に設置した出題パネルを回り、親子で一緒に考えながら答えを記入しました。解答
を採点した大学生らは、参加賞を手渡しながら防災・減災のポイントを紹介しました。

防災クイズラリーを楽しむ親子

防災クイズラリーを楽しむ親子

■体験型で楽しく
 防寒具作りは透明のゴミ袋を活用して行いました。はさみで3カ所に切り込みを入れて首
と両手を通す穴を開け、頭からかぶった後で裾を織り込んで両側を縛ります。最後に中に新
聞紙を入れて完成。母親と挑戦した富士市の高橋柊乃介さん(13 )は「そんなに難しくな
かった。思ったより暖かい」と話しました。
 那須野さんは「記憶に残るよう体験型の内容にすることを重要視した。子どもたちが笑顔
で楽しみながら取り組んでくれたので良かった」と手応えを語りました。