防災コラム

親子防災料理教室 備蓄食の大切さ、食べて学ぶ

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災害発生時には支援物資の到着やライフライン復旧に時間がかかるため、最低3日から1週間分の家庭備蓄が望ましいとされています。TeamBuddyはこのほど、親子防災料理教室を沼津、浜松のマックスバリュ店舗内ちゃんとごはんSTUDIOで開き、小・中学生と保護者計30人が、食の備蓄の大切さについて学びました。

2会場で開かれた料理教室の参加者たち

2会場で開かれた料理教室の参加者たち

ローリングストック学ぶ

マックスバリュ東海管理栄養士の原田愛さんと、はごろもフーズ静岡営業所の佐々木怜緒奈さんが講師を務め、いつもの食品を食べた分だけ買い足しながら備蓄する「ローリングストック」のポイントを紹介しました。

耐熱ポリ袋使い調理

佐々木さんは「ローリングストックなら保管場所の悩みは少なく、費用も時間も普段の買い物の範囲で済みます」と説明。さらに、耐熱ポリ袋に材料を入れて湯煎する調理方法を紹介し、「災害時には水が貴重になりますが、この方法なら鍋も水も汚れないので繰り返し使えます」と話しました。参加者はパックご飯など、ローリングストックに適した食品を使い、「ミートソースライス」づくりに挑戦しました。

栄養バランスも考慮

食の備蓄宅配サービス「BuddyBox」を監修している原田さんは、BuddyBoxの内容紹介を兼ねて備蓄のコツを説明し、「災害時はタンパク質やビタミン・ミネラルが不足しがちになるので、おつまみ系の食品やスープ、ふりかけなどの乾物が重宝します。しかも自立式のレトルトパウチなら、器の代わりになり、食べ終わった後は丸めて捨てることができるので、ごみ減量にも適しています」と話しました。さらに、BuddyBoxに入っている食品を使ったアレンジレシピ2点を紹介し、参加者と一緒に調理しました。
 参加した中学生の一人は「思ったより簡単でおいしかった。いざという時に焦らないように、家でも作ってみたい」と笑顔で話しました。

真剣な表情で料理に取り組む親子

真剣な表情で料理に取り組む親子