防災コラム

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学生防災オンラインで団結  OurBuddy42

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静岡大学「学生防災ネットワーク」

静岡大学の「学生防災ネットワーク」がこのほど開催した「全国学生防災シンポジウム」について、担当した河村拓斗さん、上田啓瑚さん(共に4年)に企画意図や成果について寄稿してもらいました。

「全国学生防災シンポジウム」当日の様子(静岡市)

「全国学生防災シンポジウム」当日の様子(静岡市)

 当団体主催のオンラインイベント「全国学生防災シンポジウム」は準備期間約5カ月、全国から24の学生防災団体、約70人の学生が参加する、私たちにとって最大の主催イベントでした。非常に規模の大きなイベントでしたが、その企画・実現のきっかけはコロナ禍での活動検討ミーティングでふとメンバーが発した「オンライン上で全国の学生防災団体がつながれる場を創れないか」という一言でした。オンライン上で活動という「ウィズコロナ時代」のスタンダードを活用し、今後の「活発化・連携強化のきっかけを創る」ことを目的に実行に移しました。

ウェブ機能を駆使

 他団体の活動を参考にし、チャット機能によるつながり創出が可能なWebプラットフォームの構築、被災地と未被災地の団体が共に考えることのできるワークの設定など、工夫を凝らして準備を進めました。
 そして当日。ネット環境に若干のトラブルはありましたが、意図していた通りにイベントが実施できました。参加団体からも「中身が非常に濃かった」「貴重な交流の場となった」といった感想が寄せられ「きっかけを創る」という当初の思いを十分果たせたイベントとなりました。さらに準備を通してメンバーの連携がより深まったという非常にうれしい収穫もありました。

連携強化を目標に

 一方オンライン特有の「通信トラブル」「いかに集中力を持続させるか」といった課題も浮き彫りになりました。ただ、今後の教訓も得られた点で有意義であったと考えます。これからは今回のシンポジウムで得られたつながりを継続させ、起きないことを願うばかりの次なる災害に備え、さらなる学生間の連携強化や防災活動活発化を目指します。