防災コラム
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全国の若者と「行動宣言」 OurBuddy 53
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10月22日、神戸市内で「全国学生防災シンポジウムinぼうさいこくたい」を開いた「静岡大学学生防災ネットワーク」代表の渡邊大翔さん(静岡大学3年)に、シンポジウムの狙いや成果について寄稿してもらいました。
全国学生防災シンポジウムは、私たち静岡大学学生防災ネットワークが一昨年から年に一度定期的に行っているイベントで、今年で三回目となります。全国で防災活動を行っている高校生・大学生・大学院生を集め、防災についてワークショップを行い、全国の学生と交流を促すために行われています。過去二年間はコロナ禍ということもありZOOM上での開催でした。
初めてのリアル交流
しかし今年は、内閣府等が主催する国内最大級の防災イベント「防災推進国民大会in兵庫(ぼうさいこくたい2022)」の一環として、オンラインとリアルのハイブリット形式ですが初の現地開催を行うことができました。
リアル会場に約30人、オンラインで12人と計40人を超える方に参加していただきました。当日は北海道や愛知県、神奈川県、開催地である兵庫県など日本各地から参加していただきました。運営メンバーからは「今までZOOM上でしか話したことがなかった人とも実際に会うことができ、あらためて対面の良さを感じた。オンラインでは感じることのできなかった防災に対する熱を感じることができた」などの意見があり、対面開催できたことをとてもうれしく思いました。
SNSで気軽に防災
今回の「全国学生防災シンポジウムinぼうさいこくたい」のテーマを「未来へ伝える立場としていま若者にできることとは」とし、今後の若者の防災行動宣言「若者BOSAIアクションプラン2022」を考えてもらうワークショップを開催しました。完成したアクションプランは「SNSを活用し気軽に防災に触れられる社会に」です。防災を難しく考えずに、横断的に普及させ、誰でも気軽に防災について触れてほしいという願いを込めて、こちらに決めさせていただきました。これからの若者の防災活動にご期待ください。