防災コラム

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水害・土砂災害情報、レベル4で全員避難 OurBuddy 31

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2019年6月から水害・土砂災害の防災情報の「伝え方」が変わりました。これまで避難「指示」と「勧告」の違いが分かりにくいなど、情報が行動に結びつきにくかった運用を見直し、取るべき行動を「警戒レベル」で示します。各地で大雨被害が頻発しています。新しい表現を正しく理解し、災害からの逃げ遅れゼロを目指しましょう。

水害・土砂災害防災情報は警戒レベルで表現されます。レベル1は避難への心構えを高めるシグナル。レベル2に上がったら、避難行動の手順を確認しましょう。

警戒レベル3からは対象となる地域の住民に自治体が発令します。レベル3で避難の対象になるのは、高齢者や避難に時間を要する人たちです。レベル4になったら対象地域全員が速やかに自宅内のより安全な場所や近所の安全な場所まで避難することが求められています。

警戒レベル5は対象地域で災害が発生した状況で発令されます。状況が急激に悪化する可能性が高いので、レベル4の段階で避難ができていない場合、自分の命を守るために最善の行動を取ることが求められています。

呼び掛け方にも工夫

防災行政無線やメールでの呼び掛けも、警戒レベルと取るべき行動を端的に伝え、災害の切迫性を強調します。警戒レベル2で避難準備、レベル3や4が出たらすぐに避難行動に移りましょう。